December 30, 2004

別府にて

投稿者 Akiko : 02:53 PM | コメント (878)

December 29, 2004

大分

わけあって、夫を一人残し大分にきています。雪が積もっています。
投稿者 Akiko : 08:47 AM | コメント (821)

December 22, 2004

おもてなし総括

東京に来てからというもの素晴らしき仲間に恵まれ頻繁にホームパーティーを開いています。
元来極めて要領の悪い私が、今となっては15人程度のお食事会までなら比較的調子よく準備できる様になり、慌しさの中にもおもてなしの喜びを実感する日々。自分の用意した食べ物を囲んでお友達同士の会話が弾んでいる、その光景を見ているだけで幸福な気持ちになります。

とは言え年末年始の食事会は昨日の蟹すき会をもってひとまずピリオド、というわけで来年に備え今年特に評判のよかった料理、今年作り損ねた料理を忘れないようにメモしておこうと思います。


・薄切り大根の明太子マヨネーズ和え(きざみ海苔がけ)
 →氷水でシャキッとさせた大根の水気をよく気って和える
・ボイルドポテトの明太子マヨネーズ和え
 →一口大にゆでたジャガイモを粉拭き芋状にしておく
・牛筋の煮込み
・アスパラポテトグラタン、ゆで卵のせ
・春巻きの皮チップ、オリーブオイル掛け
・キュウリ、ハム、チーズの春巻き
・ゴボウスライスチップ
 →ピーラーで薄くスライス
・ミネストローネ
・野菜スティック

※ワイングラス、シャンパングラスを食洗機で洗った経験のある方、感想を聞かせてください。


レストランでも開こうかな。

December 20, 2004

でっきるっかな

トーマスの給水タンクと信号を作りました。
投稿者 Akiko : 12:53 PM | コメント (1798)

December 18, 2004

赤ワインのゆうべ

過去に赤い皮パンを履いていた事実を頑なに否定する映画監督M君は何がどうなったのか今回ベージュのスーツにネクタイというフォーマルな装い。はたまた声色が異様にエッチな国家公務員Kちゃんは小粋なアンティークの和服姿という、さながら大正時代にタイムスリップしたかのような二人はその姿でつい先程、渋谷にて公開初日のジャックアスを視聴してきたのだとか。時間軸を横に現在を中点として、左側にいるのか、或いは遥かに右側にいるのか全くつかめない奇妙な二人は、それぞれ二人とも、私の5年来の親友であり、今日はそんな彼等と1年半ぶりに再会することとなったのでした。

そういうわけで我が家を訪れる人なら決まって一度は振舞われるアスパラグラタンとチキン煮込みと赤ワインという定番ディナーでおもてなし。ごく当たり前のように昔の思い出話に話題が移ると、M君はかつて自分が赤い皮パンを履いていたことを頑なに否定し、挙句ぎょっとする程そっくりだったさだまさしの物真似も拒むので、腹いせに彼が過去に書いていた詩の一説を記憶している範囲で暗唱したところ、逆に私が昔自分の歌声をwavファイルにして友人達数名に配布していたというこれ以上なく恥ずかしい秘密を明かされ顔から火が出る思いをしました。このままではいけないと心機一転、食後慌しくドンキホーテにて仕入れたビデオデッキでM君監督・脚本・音楽担当の映画を視聴。佐賀で撮ったとは思えない完成度にその場にいた全員が激しく心を揺さぶられ歓声を挙げました。彼の作品は”エネマグラ”と言い、サイン付きで監督直々にビデオをもらいました。数年後にはオークションでとんでもなく高値で売る予定です。

思い起こせば高校生という最も多感な時期に出会った、”全ての物事には人の価値観で左右され得ない普遍的価値がある”というM君の持論は、その頃の私には非常に新しく、衝撃的で、今の私の思想にはそれこそが普遍の真理であるといわんばかりにごく当たり前に根を張っています。

そんなM君と同時に今回久々の再開を果たしたKちゃんはというと、ごく自然にハグをしたり、手を握ったり出来る暖かく柔らかな良い匂いのする女の子で、反対にそういったことに全く不慣れな私はというと、彼女の体温を肌で感じる度に、女子としては危険なまでに脈拍を上げてしまうので命が縮まる思いがします。かつて彼女と私が夜な夜な繰り広げていた会話の内容についてはとうていここでは語れないので二人だけの秘密にしておこうと思います。

二人と私が最も頻繁に連絡を取り合っていた時期から、いつの間にか随分と時間が経過し、夫を含め、それぞれを取り巻く環境もそれぞれの場所で随分と変化しました。しかしそんな中にあっても一度同じテーブルを囲むと、私達は皆一様に、自分の身に起きたあらゆる変化を享受する冷静さを手に入れており、同時に、時折ふとよぎる喪失の寂しさを何とかうまくやり過ごす術を一生懸命に模索している、久しぶりに会っても、同士なのでした。

美味しい赤ワインに心地よく酔った気分の良い夜でした。

最近の出来事

■息子には見えないものが見える能力があり見えない赤ちゃんを抱き上げてはあやし、見えない大型ロボットに見えないレーザーで応戦している。
■息子には分解癖があり、大人しいなあ、と思ったときにはほぼ100%ボールペンを分解している。特に作りの複雑な3色ボールペンを好んで分解する。
■ニンテンドーDSの操作を息子が習得してしまった。
■ニンテンドーDSの操作を息子に教えられてしまった。
■ニンテンドーDSとそのソフト”キミのためなら死ねる”を夫が買ってきて以来肩、腰等を始めとして体調が著しく優れない。
■和田誠と平野レミが夫婦だった!!!

December 17, 2004

ナショナル麻布スーパー

”スーパーマーケットマニア〜ヨーロッパ編〜”

というのはヨーロッパの国々のスーパーで売っている、日本では考えられない、デザイン性に富んだ素敵な日用品ばかりをこれでもかといわんばかりに紹介した本でして、これを読んで以来私の旅行熱は急激に高まり、取るものとりあえずヨーロッパ方面へ行かねば何一つ始まらないのでは、という気にすらさせられていた今日この頃。

…取るものとりあえず、とは言っても最低限息子は置いていくわけにはいかず、またそうかと言って息子がソドー島はトーマスで釣ろうと何しようと、10時間以上に及ぶ飛行時間に耐えられるとも思えないので、現実的に何一つ始まらなかった今日この頃。

何かしら始まる必要性にかられ、ナショナル麻布スーパーマーケットに行ってみました。

ご存じでない方のために簡単に説明すると麻布、六本木界隈といえば東京でも外国人が顕著に多く住む街であり、そんな中にあるナショナル麻布スーパーはその名の通り海外の様々な食品、日用品を多数取り扱う異色のスーパーで、ブラジル人の友人も週に一度は足を運ぶ、とのこと。言うならばパスポートのいらない”半”海外、福岡に住んでいた頃から一度は訪れてみたかった聖地にとうとう赴いたわたくしであります。


店に足を踏み入れるやいなや「試食いかがですか〜」と声を掛ける販売員が外国人でさすが、ナショナル。外国人とは言えたまに垣間見せる英語訛りには何か作為的なものすら感じるほど流暢な日本語で、「このブルガー小麦はたんぱく質を豊富に含んでいるのでお子様に食べさせるのにも最適です」という話に乗せられ何だこれはと疑いながらもつい一袋カートに。日本でも最近流行ってます、といわれ見せられた日本の雑誌には確かに2ページに渡る特集が組まれたりしていて、真偽のほどは定かでないものの、リゾットなんかができるそうです。

そもそも日本で”ナショナル〜”という言葉に集まってくるのはその大半が日本人である、ということを私は東京に来て随分と学んだのだけれどもここ、ナショナル麻布スーパーに関して言えば必ずしもそうではなく、実際お客のかなりの割合を外国人が占めていました。ふと耳をすませばこちらからは中国語、こちらからは英語、こちらからは英語訛りの日本語、といった具合で確かにインターナショナルな空間。ショッピングカートにカゴを乗せず商品を直置き、という非合理的なスタンスも日本ではトイザラスかコストコくらいでしか見られない光景です。タクシー代だけで味わえる異文化!一歩足を進めるたびに何だこれはと行く手を遮る奇妙な品々と遭遇してしまう夢の様なスーパーの中で、今回特に目をひいた2点を紹介します。


when it rains, it pours と書かれたこれはアメリカの塩。
何故女の子が雨の中塩を撒いているのかさっぱりその意図がつかめないけれど塩が入っているとは思えない程愛らしいイラストです。


これは辛口のガーリックソース。他にも3種類ほどありそれぞれ別のおじさんが辛さに顔を歪めていましたがこの人を選んだ決め手は少し前の夫に似ていたからです。


一通り買い物を済ませて外へでると、スーパー敷地内の駐車場の片隅に小さなパン屋さんを発見。遠目に様子を伺ってみると中では恰幅の良い男性が、白シャツにサスペンダー+深く被ったハンチング坊という、さながらドイツのソーセージ職人(見たことはないけれども)を彷彿とさせる装いで作業をしており、また外国人か!という期待と、少しばかりの気後れを隠すように、おじさんがレジの陰にかがんだ隙をうかがって急接近、「こんばんわっ」と日本人たる堂々とした態度で声を掛けると、むくっと顔を上げたハンチング、「あ、こんばんわ〜」と。ドイツ人でも何でもない日本人でした。

ほっ、と体全体に思いがけず安堵を感じつつ、日本にいながら海外気分、堪能のリミットは30分少々であったということを実感したのでした。

December 12, 2004

NNNN


私は夫を愛しています。

本当に、心から愛しているので、他の男性にうつつを抜かす様なことは決してないと断言できます。
例え目の前にどんなに素敵な男性が現れようと、どんなに素敵な男性に声を掛けられようと、どんなに素敵な男性と電話番号を交換しようと、どんなに素敵な男性に食事に誘われようと、どんなに素敵な男性に結婚を迫られようと、決してこの気持ちは揺るがないと確信しています。


そうは言っても愛する夫の心配を少しでも軽減するために、確信には裏づけが必要です。

というわけで男性に声を掛けられることを目的にNNNNに参加してきました。
数日前から風邪をこじらせて咳が止まらなくなるということが侭ある中、前日には一張羅を買いに夫と息子をハウルの動く城に預けて新宿まで繰り出しました。一張羅を試着中に咳が止まらなくなり死ぬ思いをしながらも、夫の下半期の衣装代総額より高いスカートを1枚買って、同じく数日前から風邪をこじらせつつ、NNNN翌日には卒論の提出日を控えた高校からの友人MとNNNNに乗り込みました。

前日から「誰も来てくれなかったらどうしよう…」と痛々しい程衰弱していた夫の心配をよそに、有りがたいことにお客さんの入りは上々、素敵な男性の入りも上々で感謝感謝。お友達数名と旦那のお仕事関係の方にご挨拶をした後、美人スナイパーYという、もう一人の友人と合流し、意気揚々とホールに乗り込んだわたくしたち。さあどこからでも声を掛けてください!といわんばかりに会場の片隅で目をギラギラさせていたところ、ある一人の殿方がいかにもというわざとらしい足取りで近づいてきたのでよしっ!きたぞっ!掴みは上々だっ!と準備万端で待機していましたが結果的に「旦那さんに渡してください」、ということで名詞を頂戴し終わりました。無念。

いやいやしかしこれからに賭けるぞ、という意気込みも虚しく、あ、否、虚しくというより大変有りがたいことに、夫が仕事上大変お世話になっている方々に多数お越し頂いており、心からのご挨拶を交わすうちにあれよあれよで帰宅する時間となり、結果的に素敵な男性に声を掛けられることもなく、電話番号を交換するということもなく、例え交換したとしてもあなたへの愛は変わらないわ、という裏づけをすることは出来ず終いで良妻としては聊か心残りな結果となりました。


がそれとは別に、正直な気持ちとして、夫やスタッフの数名が壇上でご挨拶させていただいた際に、御来場くださった方々から頂戴した大きな御声援には、密かに胸が激しく熱くなりました。
息子が産まれて1,2ヶ月だった頃、私はほんの束の間、開業して間もない頃のロリポップのサポート業務を手伝っていたことがあり、スタッフ総勢2名では回りきれないサポートに、当然の様にユーザーの方々の不満の声を沢山頂戴していました。私の実家の一室を事務所として構えていたあの頃には、出来ることなら旦那にはまたサラリーマンに戻って欲しいと思うことはあっても、今のように沢山の方々に寛大に支えて頂いている将来の絵は、夢にも描けなかった。
そういうことを、しみじみと考えました。


心残りな部分は第2回(期待しています>S・K君)に持ち越すとして、1年の締めくくりには、非常に感慨深いイベントとなったのでした。

December 09, 2004

お〜い

♪さよならには後ろ向きで
 小さく優しく手を振るの

これはお昼のドラマ「愛のソレア」の主題歌の一節です。
ここを口ずさむと息子が「お〜い!」と言いながら元気よく手を振ってくれる様になり、
年末に向けて良い芸が出来たものだ、と気を良くした私、
性懲りも無く日に何度も歌い手を振らせていたところ昨日、

私 「♪〜手を振るの〜(さあ来い!)」

息子 「愛のソレアじゃん!」

と思いがけない反応を返されギョッとしました。
まあ、あなた、そうじゃないでしょう、と嗜めながらもう一度歌ったところ

「もういいよ」

という言葉を残し息子は子供部屋へ消えました。
ひょんなことでその大きさを知った息子の背中…。


ここ数日のメモ
■不覚にも息子の風邪をうつされてしまった私。ソファの上で苦痛に悶えていると出勤前の夫が部屋の片付けと洗濯を済ませてくれていた。家族全員分のコンビニ弁当を買っての帰宅後は息子にご飯を食べさせ、寝かしつけてくれていた。ここは日記に書いておいてくれと1000円もらった。

December 05, 2004

我輩は熊である


息子の風邪はどうやら峠を越えた感。
熱も下がり、咳き込む回数も減って一安心。

最近の出来事。
■すっぽんで子作り宣言に感銘を受けてくださった(のかどうなのか)方から「お上品ですね」ということでテレビの出演依頼を頂戴する。生憎すっぽんを食べてからというもの顔つき、体つきに至るまですっぽんそっくりになってしまったため非常に残念ながら今回は泣く泣くお断りさせて頂く。
■お友達とディズニーランドに行く会も風邪のため今回は泣く泣くお断りさせて頂く。
■波田陽区をテレビで見た息子、「間違いないの人!」 …残念!

December 03, 2004

息子がひどい風邪をひいてしまって昨日から自宅で療養中。
病院からもらった粉薬を市販のゼリーと一緒に飲ませるも、余りの苦さに涙目になりながら飲み込んでいる。その様子が余りに痛々しいので少しでも味わうことなく飲みこめる様にとスプーンをやや口の奥の方にまで入れてやると裏目に出て今度はオエッ、オエッ、と嗚咽を繰り返し、しまった、と目を白黒させる親に気を使ったのかどうなのか、尚一層涙を流しながらも吐かずに飲み込む。

午後になっていよいよ熱が上がり始める。つい先程、眠り込んだかと思っていた息子が目を覚まし、涙目で突如「…ハンバーグ…食べたい…」と呟いたのには一瞬ひやっとさせられ、思わず外に積もる真っ白な雪をお椀に盛って食べさせなければならないのではという様な危機感に駆られるも、その後リンゴジュースを飲ませるなどすると、その後は意識もはっきりとした様子でせんべいをバリバリと食べ始めた。寝ぼけていただけだった様で一安心。インフルエンザの時に比べると熱の上がり方はそれ程深刻ではないのだけれども、咳がひどく、眠りが妨げられ辛そう。