May 31, 2004

投稿者 Akiko : 07:16 PM | コメント (1829)

そして

人類は新たなる一歩を踏み出した。
投稿者 Akiko : 07:15 PM | コメント (2395)

May 29, 2004

秋吉久美子

投稿者 Akiko : 07:30 PM | コメント (3031)

次世代自立型

投稿者 Akiko : 07:24 PM | コメント (2495)

May 28, 2004

覚書

塊魂と柳楽君に夢中な余り書き留めておこうと思ったことをいくつも記さないままスルーしてしまったので
思い出す限りまとめておこうと思います。


5月△日 公園にて。

「旦那さんは髪伸ばさないの?」というお友達の奥さんの何気ない一言に端を発し、実のところ私はやや癖毛気味の柔らか・多めな髪が無造作に伸びて目にかかるかかからないかが一番好きな男性のヘアスタイルです、ということを熱っぽく語っておりましたところ、ふと、園内のベンチにて、確かに無造作な、確かに柔らか・多めな、確かに癖毛の、確かに前髪目にかかりそうな、でもどちらかというと薬品の調合に失敗して爆発させちゃった博士みたいな頭のスーツ姿の男性が、一心不乱にホットドックを食べているのを目にして、しまった、と思いました。そういうのではないんです。


5月○日 自宅にてお食事会。
<キャスト>
・山姥に食べられがちなロッカー(夢操り系)
・鶴の首の手を持つオフィスレディ(お嫁さんにしたい女優ナンバーワン系)
・墓場で首切られがちな大学生秘書(妄想系)
・うんちでーっしゅ!2歳児(落し物多い系)
・疲労困憊気味のこぶ平(昏睡系)
・ティーンズハート文庫に心を置き忘れた主婦(折原みと系)

<あらすじ>
プロローグ:マトリックスさながらに非現実の世界を操るレクチャー。
第二部:突如出現した美しき天使に主婦感涙。
第三部:ロックンロールと恋愛と何でも買えるクレジットカードの相互性。
エピローグ:ティーンズハート文庫に見る個々のおいしいシチュエーション。


5月□日
タクシーの運転手。

May 27, 2004

夕暮れ時の情事

我が家から歩いて1分くらいのとこには、滑り台とミニジャングルジムしかない小さな公園があって、最近ではちょっと時間をもてあましたりなどしたときに良く利用します。滑り台はらせん状になっていて、人一倍臆病な息子はまだ私と一緒にでないと滑れないので目下練習中。そんなわけで昨日も日々是精進、八百屋さんに行く途中にひょっこりと寄り道しました。ところが何だか様子が違うぞ、と思えば滑り台のふもとにカップルが二人、くっついて並んで座っているんです。そしてたまに女の子の方が、「あたしここのぼれなぁいん」と黄色い声を上げながら素足にミニスカートで滑り台を下から逆走という子供ルールでは基本的にタブーな行為に露な姿で精を出したりして、そりゃあ男の子は大喜びです。成人アニメの声優さながらにスイートな笑い声が公園全体に響き渡れば、あれ、この空気を染めるピンクは夕日によるもの?或いは?なんてえへへ。ところが決まって二人が滑り台の螺旋の影に身を潜めた時にだけ、そんな声がぱっと消えるのであります隊長。隙間からは向き合う二人の足先だけがちらほらと見え隠れ。えへへ。主婦は下世話な話が大好きです。えへへ。とは言え、夕暮れ時の公園でデートなんてロマンチックで良いけれど、そもそもちょっとそこを占領されると困っちゃいます。順番をきちんと守りながら、次は○○ちゃんね、じゅんばん、じゅんばん、と声掛け合いながら滑り台を最も正しい使い方でもって使おうとしている幼児が困っちゃいます。滑れなくなっちゃいます。でも小心者なので言い出せなくてどうしたものかと迷っていると業を煮やしたらしい息子がさっとかけだし、何をするかと思えば突如、二人の周りを執拗にぐるぐるとまわり出しだしたのでした。執拗に。執拗に。それは確かに正義でした。矛盾した大人社会に迷い無く突き刺されたピュアな2歳児の鋭いメスでした。お母さん熱血漢と正義漢はすかんけどあんたみたいな子供を持って本当に誇りに思うよと目頭に熱いものを感じた瞬間、息子はカップルの女性の前でぴたりと足を止め、おもむろに女性の手の甲にタッチして「あそぼ」、と。新手のナンパきました。がくーんてなってやや慌てながら「ちょっとちょっと、お姉ちゃんはおにいちゃんとお話してるんだから、邪魔したら駄目だよ」って私だってピュアな気持ちで言ったのに意図しないとこで”邪魔したら駄目だよ”が妙な含みを持ってて際どい際どい。ところがお姉ちゃん、うふふ〜、かわいい〜、て具合に変わらぬ黄色い声で息子の相手をしてくれるので息子は更に気をよくしちゃって彼の心情を推し量ると母はもうヒヤヒヤなんです。あっちにびーびーだんの玉が落ちてたよ、とか何とか言って息子の気をそらしてお姉ちゃんを滑り台まで戻してほっとするも、そんなこんなで結局事態は振り出しに。これ以上ここにいても埒が明きそうにないので今日のところは退散しよう、と公園から出ようとしたところに、「お〜い!」と前方から聞き覚えのある声が。家の窓から公園にいるのが見えて、と言ってやってきてくれた同じマンションのお友達兄妹とそのママでした。感動的なまでにその場のピンクムードを察しないお兄ちゃん(小3)は勢い良く滑り台まで猛ダッシュ。猪突猛進。無垢な少年の情熱はとうとう、件のカップルを滑り台から動かしたのでありました。お兄ちゃんやったね!息子よ、下心がいけなかった!

そんなわけで居場所をなくした男女、そのまま公園を去るのかと思われたそのとき、女の子の方が彼に一言。

「トイレ使う?」

思わず聞いちゃった若奥様昇天で、日は暮れたのでした。

May 26, 2004

しょっく!

なんて美しいんだ!ヤギラ君!!


投稿者 Akiko : 02:09 PM | コメント (1121)

May 21, 2004

今日のメモ


■何故民家にバーが!?
■何故民家に寿司カウンターが!?
■何故民家に寿司職人が!?
■何故民家にスポーツジムが!?
■そもそも民家というカテゴライズは正しいのか!?
■向こう三軒一軒家!?
■ど、どもる私!!

投稿者 Akiko : 12:35 AM | コメント (1954)

May 20, 2004

ドッペルゲンガー?

さあ寝るぞーっつってパソコンの電源落としかけたら携帯にパソコンから転送されたメールがきて、読んでみたらあれ?これ私が私にあてて書いた手紙かな?っていう極度に自己投影可能な内容で震えました。自己嫌悪でもいっぱいいっぱいでも、泣くっていうのは、泣けるっていうのは、少なくとも何かしらはかわいい、と、信じたい、よね。 本日、息子には長靴はかせて、戸外にごみ捨てにでたところ私、何か妙だと思ってみたら足元が室内用スリッパでした。晩ご飯を作っていると、息子が瓶入りのレモングラスで鬼は外をしていました。ゴーヤの卵炒めを作ろうと卵割ったら一つが双子でした。翻弄されっぱなし。
投稿者 Akiko : 04:11 AM | コメント (981)

May 19, 2004

月曜日

待望の家具たちがやってきました。塗装のないナチュラルな木の表面は、日一日とその色合いを変化させているようで素敵なんです。
投稿者 Akiko : 01:09 PM | コメント (1064)

職業適性テスト

90題へのご回答誠にお疲れさまでございました。
あなたがご回答なさった際に強く顕れた一面は・・・

『完全を求める』『他人を助ける』

気質です。

良い精神状態の時

理想主義・道徳的・信頼できる・正直・自制的
情愛深い・適応できる・心が広い・面倒をみる


悪い精神状態の時

頑固・独善的・あら捜し好き・心配性・嫉妬深い
遠回し・独占したがる・ヒステリック・感情的


性格

常に完璧を目指す完全主義タイプ。不正が嫌いで、責任感が強い。実直にコツコツ仕事をするしっかり者で、周囲からの評価が高い。
困っている人をほっとけない世話やきタイプ。常に周囲に気配り、豊かな愛情を注ぐ温かい人柄は、多くの人から愛される。


注意

完璧すぎて、自分自身を厳しく律しすぎ、神経質になりがち。他人にも自分同様の完璧性を求めてしまい、融通がきかなくなり、周囲から疎まれる。
自分が注いだ愛情に対して、無意識のうちに相手に代償を求める傾向があり、相手がそれをくみ入れてくれないと、逆に怒りとなって激しく攻撃する場合がある。


仕事

勉学や仕事の面でも優秀な人が多く、外科医、歯科医、銀行員、株式売買人、自動車整備士などが向いている。
人と係る仕事、教師、販売、受付係、秘書や医療関係のカウンセラー、看護婦(士)などが向いています。


http://www.haken.co.jp/haken/profiling.html

May 16, 2004

自分にバリアフリー

僭越ながら私、文というものは上手い下手にかかわらず、とりあえず書けば書く程それなりにコツをつかんできてひょいひょい次の言葉が出てくるようになったりするものである、という風に思います。そんな時には割と鮮明に、お、調子いいな、という自分の中での手ごたえをはっきりと認識できたりもして、私の場合、不思議とそんな時の自分の文章というのはどれだけ長くても翌日割と完璧に暗記していることが多いです。思うにそれは、自分の中で最もベストな関係性で次の言葉につなげているから、という点ともう一つ、そんなときの自分の狂った駄文〜読み手がげんなりするか、さじを投げるまで終わらない執拗に繰り返される多方向からのアプローチ〜が個人的には結構好きなので、書き上げるまでにも、書いてからも、何度も何度も人知れず読み返してはモニターを前にほくそえんでいるから、というお恥ずかしい二点に起因していると思われます。

さてそんなこんなでweb上に手を変え場所を変え、日記をつけ始めて早6年ほど経過した今、ある一つの法則を見出しました。

お、調子いいな、の頻度とアクセス数は反比例する、という法則。

そりゃあそうだわねー、と他人事のように納得し、そして今後も変わらず、差別的なまでに自分だけに優しい日記を書き続けようと決意を新たにした朝です。

グリーンカレーと置手紙

「ぼくはね、事業を始めようと思うんだ。家に仕事部屋を作って、昼間はそこで仕事をして、たまにはお昼ご飯を外に食べに行ったりなんかもしよう。君や、これから産まれる僕達の子供と出来るだけ長くすごしたいんだ…」


というような内容を、夫がもう少し博多弁交じりでしんみりと語ったのは数年前の秋のこと、かつて住んでいた家の近くの焼き鳥屋というロケーションでした。あの日を境に、今日に至るまでの一瞬の間で、幸運にも私達を取り巻く環境は路頭に迷うとか夜逃げとか最悪の状況は回避しつつ、むしろ沢山の方のご協力を得たおかげでどちらかといえばあれよあれよと好転していったのでして、今ではあんな夫でも沢山の親切で有能な方々にお声をかけていただくことが多くなった次第です。で帰宅は連日午前3時過ぎ、帰ってきたかと思えばスーツを脱ぎ捨て半裸の状態で再びパソコンを立ち上げ眠る直前ギリギリまで仕事に取り組み、ぷつっと電源が落ちた様に床に転がって眠って朝シャワーを浴びて10時頃出社。と文字に起こしてみると改めてこれはやばいんじゃ、と思いました。頂戴するお給料の額も変化したとは言え、時給に換算するとそう変わらないのでは、という疑念さえ湧き上がる忙しさです。
(ここまで書くと皆さんわたくしめの夫の職種が大変に気になるところかと思いますが正直申し上げまして、いわゆる、一種の、ニュータイプのマンガ家です。)

そんなわけで月曜から金曜までとても会話らしい会話をする時間もない分、私も息子も土日を以前より一層楽しみにしているんです。携帯で飼っているシーマンにそそのかされたこともあって、昨夜なんか「明日は旧山手通りを歩いて、照明とティーシャツを買って、お友達から聞いた美味しいタイ料理のお店でランチを食べましょう」という詳細を記したメールを夫に送っておきました。夫からも、了承するメールが来ました。それで大人気なくわくわくそわそわして朝息子とともに目覚めたのですが、夫ときたら、夫ときたらですね、昨夜仕事仲間の皆さんと楽しく、かつ極限まで飲んできたらしく、私と息子の気配に気付いてうっすら目を覚ますなり、「昨日はボクと○さんはげーげー吐くまで飲んだ…あたまいたひ…」と。そこは私、結婚以来最も純粋な悪意を込めて「バッカだねーーーーーっ」と返したもののへへっ…、と笑っただけで全くダメージを受けてない様子の夫は再びすやすやと眠りの森へ。あんた今起きて準備して出かけんとランチ間に合わんかろーもん、ディナーになってしまうやろーもん、と憤激したものの、私はそこで夫をあえて起こそうとはせず、新たなる決意、それすなわち旧山手通りを散策し照明、ティーシャツを購入後タイ料理ランチを食べる計画、を夫抜きで決行する〜を胸に、着替え、化粧等の準備を済ませ息子と共に意気揚々と家を出ました。机の上には「出かけます」とだけ書くつもりが勢いあまって「そしてもう帰りません。さようなら」と急遽付け足された妙な置手紙を残して。

そうは言ってもとりあえず目前に迫った予定がいくつかあるし言うまでも無くj帰る気は満々です。携帯も持ってきているし、夫から一言二言反省の言葉が出ればひとまずそれで折れた形をとって帰る、という魂胆。恐らく夫は私達が出た直後に玄関の物音で目覚め、動揺してすぐに電話してくるに違いない…。

…という読みが結果的に見事にはずれ公園で滑り台、蟻探し、ウィンドウショッピング、タイ料理屋に入りかけたものの息子がぐずって泣いて退場、などといった一連のイベントを一通りこなして2時間という時間をやり過ごしたものの携帯はうんともすんとも言わぬのであります。果たして夫はまだ眠っているのか、否さすがに、いい加減に、起きているだろうな、となると最近妙に頑固になってきている夫のことだからきっと私の置手紙に逆上し意地になっているのにちがいありません。この日の東京、熱くも寒くも無い、心地よい春の気候に恵まれていたとは言え歩きつかれた息子は最早眠たい絶頂、抱っこをするもおっぱい、おっぱい、とおっぱいをせがみだし途方にくれた私、やむなく帰宅することにしました。致し方ない、私の敗北なんです。その事実をもありのままに受け入れようと思います。二日酔いという夫の過ちも、寛大な心で、笑って水に流してあげようと思います。今日はねー、滑り台をしてねー、蟻の巣をつついてねーなどと平然と語ろうと思います。

て感じで玄関のドアをがちゃっとやって息子と二人「ただいまーっ」と声を張り上げると夫、眠っていました。

あぁんたまぁだねとるとねーって狂った様に言ってポンポンたたき起こした後息子のお昼寝に便乗して私も寝たので夫は私達の帰宅後、寝姿を尻目に「出かけます。そしてもう帰りません。さようなら」を見たらしいのだけど寝て起きたらもうどうでも良くなっていたしお互い暗黙のうちにそのことには触れず、さあ今からでかけよっか、って自然な流れでもって再び家を出たのは午後4時過ぎ、多少予定は狂ったものの晩御飯は昼間一度入りそこねたタイ料理屋で仲良く激辛カレーを食したのでした。ついでに「出かけます。そしてもう帰りません。さようなら。」は先程新聞の間にこっそりとはさんで捨てたのでした。


何だかんだで行動的な休日となりました。

はてな?たこ焼きとはこれいかに。わあ、おいしい。

先週の水曜日、夫のお友達の近藤さんご夫婦のお宅にお邪魔してたこ焼きをご馳走になっちゃいました。絵に描いた様に丸いたこ焼きがころころと転がる様子はマンガみたいでした。とろけそうにスウィートな奥様と下駄の似合いそうな旦那様と子供に乗られてもじっと耐える優しい犬ちゃん、家族円満を少しでもあやかろうと今日夫の承諾を得てネットでタコ焼き機探しました。しかし今思えば少し順序を間違えたかな。やっぱ9月の誕生日まで待って”たこ焼き機買っても良い券”をもらってから買えばよかったかな。でも9月までって長いな。それまでに家族解消してたら困るので今買おうと思います。

と思ったら楽天メンテナンス中でした。

May 15, 2004

人の写真は人が撮る


…それはまるで映画のワンシーンように。
…それはまるでソ連かどこかのスパイのように。(知らないけど)
…それはまるで先日の某レストランを彷彿とさせる忍者のように。

何事も無く通り過ぎるかのように思わせつつ一瞬のうちに胸元に吊り下げていた一眼レフをこちらに向けて顔の前で構え、無言のうちにパシャっとシャッターを切って無言のうちにその場を立ち去った無言の痩せ坊主。

マニアの間では既に御なじみとなっている近所の親切な八百屋さんでの一瞬の出来事です。
今日は午前中からご近所の仲良しさんをうちに招待して、おしゃべりしてお昼ご飯食べて、八百屋さんで息子と二人分の夕食の買い物(+大きな白菜とか)して、夫はいつもの様に帰りが遅いしご飯も別だけど、それでも楽しく気持ちよく終わりそうな、そんなささやかな幸せな予感に包まれていた夕暮れ時の、痩せ坊主。

八百屋のおばちゃんの話によればこういうことは最近割かし頻繁にあり、若者が断りもせずに無断で写真を撮ったかと思うと皆足早に立ち去っていくのだとか。なので店主のおじちゃんも比較的なれた感じではあるもののそこは嫌悪をあからさまにした面持ちで、「あ!?また撮っていった?!」という反応。また、です。「大都会の八百屋が面白いっつってみんな撮るんだろうけど断りもなしに撮っていくのよねぇ」と眉をしかめるのはおばちゃん。


私は思うのですが、近代都市の中にひっそりとたたずむ昔ながらの八百屋、って確かに被写体として面白いのかもしれないけれども、例えばそれを面白いと感じるところの風情とか、店の雰囲気に刻みこまれた歴史とかっていうのは時の経過と共に偶然染み付いたものでなく、その中で絶えず人間が活動してきたことによって、必然的に表れ出たものであるに違いないのです。活動、って一言で言っちゃうと味も何もないけどおじちゃんとおばちゃんはただ大根売ったりそろばんはじいたりしてきたわけでなく、この店舗を取り巻く中では、ある日おじちゃんのとこにまだ初々しかったおばちゃんが嫁いで来たり、ある日子供が一人生まれたり、ある日その子供が独立して家を出て行ったり、ある日その子供がお嫁さん連れてきたり、ある日そこに孫が出来たり、ある日おばちゃんのお母さんが亡くなったり、そんな色んな歴史、人間の活動の軌跡が数え切れない程内包されていて、だからこその情感、風情であるのに、ただ通りすがりざまに、その店に何一つ歩み寄ろうともせず、一切店主とコミュニケーションもはかろうとせず、あろうことか承諾も得ず、その雰囲気だけを写真に収めよう、という常軌を逸した行為。

そもそも根本的な問題として、見ず知らずの誰かを写真に撮ろうとするとき、撮られて嫌ではないかどうか、どいうことを事前に何一つ承諾を得ないまま撮る人というのは、相手が撮られたら嫌だと感じるかもしれない、心を持った人間であるということを忘れ、ただなんかいいかんじを放った被写体、という”物体”にしか見えていない、永遠に人間を知れない三流カメラマンに過ぎないんではないかしら、と思うんです。そういう人は何年か先、もしかしてどどいつブームが到来したりなんかした時、何の疑いもなくカメラを捨ててどどいつを選ぶんじゃないかな、とも思うんです。

不意打ちでしか自然体を撮れない様な腕ならばカメラなんて捨ててしまえ!

とアスパラ片手に不意打ちつかれた私も、実はとても憤ってます。


代官山などを歩いていると首からカメラぶら下げた人がいっぱいいるし、小さい子供をつれていると、ふとした時にそのカメラを向けられているな、と思うこともあります。知らない人をまじまじと見てはいけません、というのは良い大人、ならずとも子供だって了解している暗黙のルールですが、写真を撮る、ということ、つまり自分のフィルムに見ず知らずの他人の像を焼き付ける、という行為は他人をまじまじと見るよりよっぽどたちが悪いということに気付いて欲しいと思います。特に子供。自分の子供の写真を見ず知らずの赤の他人が何の承諾もなく所有しているという恐怖!!ひゃーーーーーー!!!!(※)


その行為は盗撮です。

(※とか考えるとこのブログデザインもありえないな、ということに改めて気付かされるわけで、ジュゲムに乗り換えるついでにリニューアル!の予定!)

May 12, 2004

今日のお母さんといっしょ

すぷーが「ぼくのラッパであ…、おどろう〜(照)」てなったのを私は確かに聞きました!きぐるみの声は後からつけてるんじゃないの!?
投稿者 Akiko : 04:53 PM | コメント (1332)

戦いの終焉

さて誰もが聞きたい様で聞きたくなかったカイガラムシの続報です。(今回は読んで下さる貴方の好奇心に配慮してリンクを貼ってます。目で見て確かめてください。)

結論から言えば勇者は他でもない、自分の心の中にいた、ということです。

働く女性の社会的地位向上、それに反比例する様に我々専業主婦のおかれる立場は日一日と心もとないものとなっている昨今。理解してくれているはずだと信じていた旦那でさえ先日「そういえば引っ越してきてから掃除機出してないんじゃない?」などと言い出す始末で、あんたそれじゃあ今頃私達全員ダニとホコリとカイガラムシの中で生活してるよと憤慨しつつも、やっぱり専業主婦なんて10時ごろ起きて古いドラマの再放送見てあぐらかいてうどん食べて寝転がってジャスト見てレディスコミック読んで饅頭食って寝るみたいな、そんなあまりにステロタイプで泣ける誤解もそうそうそ知らぬ不利をし続けるわけにもいかなくなってきたな、という危機感。それこそがこの度、一主婦を動かした原動力に他なりません。最近じゃ主婦だって名刺作ってるんだってよ、フフ、えへへ、という夫と義母(ワーキングウーマン)の暗の嘲笑だってぎゃふんです。
何しろ私は何十匹ものカイガラムシを一つ残らずこの手で駆除したんですから。

近いうちに名刺を作ろうと思います。

「いえそとあきこ
”カイガラムシ大量駆除の経験あります”」

もうその一言に尽きる。特にホントにその神々しいまでに白い御手でお魚の内臓をぐにゃぐにゃ取り出したりササミの筋とったりしてらっしゃるの?と疑いたくなるようなつばの広いお帽子にしかと守られた東京はお洒落マダム相手にも十分この一言につきる、と思う。カイガラムシとったことあります、あきこ。かしこ。圧倒的な威圧感。脅威の大宇宙パワーッ。ワーッ。

とは言え実際は本当に簡単なことです。ビニル手袋はめて一枝一枝、葉の裏までをも入念にチェックし黒い甲冑を発見次第ぴっとつまんでビニル袋にポイッ。パリっと甲冑の割れる音がすれば成功です。誤ってひらりと頭に落ちてくれば振り払う、それだけのことなんです。ただ中を良く観察してはいけません。たまに中がおぎゃあおぎゃあと動いているからです。そうするとその次の一匹の駆除に取り掛かった瞬間、本来なら感じられるはずのない、生命の躍動感、心臓の鼓動といったものがビニル手袋越しにビクンッと伝わって悶絶することになります。つまり手にしたものの正体をあえてはっきりと捕らえすぎず、ただぼんやりと視界の中におきながらも、確実にビニル袋に陥れる。ポイントはそれです。虫だと思えばそれは駆除、しかし果実だと思えば収穫です。大収穫祭です。否少し見方を変えればそれすら過言ではないのです。何しろカイガラムシだから。
参照:よくみられる天然・合成着色料
言うまでも無く今回我が家にて生育したカイガラムシは甲冑を持っていることからここで言われているラックカイガラムシではないことが予想されますが、そうは言ってもビニル手袋を最後にぬぐったティッシュにはほんのり淡いイチゴ色が付着しました。初恋の、イチゴ色です。そもそもラックが食べられてその他が食べられないなんていうはずがない、というかあってたまるかと思い収穫を終えたカイガラムシを夫の顔の前に誇らしく掲げ、「ミキサーにかけようか!」とすがすがしい顔で提案したもののそれだけはあえなく却下されました。
今思えばこの一連の作業、慣れれば慣れるほど湧き上がるもうこの際どうでもいいっていう感覚に程よく歯止めをかけてくれる第三者の存在も割と必要不可欠です。じゃないと最後に気付いたら全部食べちゃってた、ということにもなりかねません。食べてからでは、遅すぎます。

さてここまで熱弁を奮ってきたものの、今となってはそれすらもうどうでも良いのでいい加減やめにします。天に召された沢山のカイガラムシの魂を偲んでイチゴミルクでも飲んで寝ます。

(カイガラムシ駆除した経験あります;いえいえあきこ 著)

May 11, 2004

明日

実は明日結婚記念日でした。が明日夜は夫のお友達のお宅で待ちに待ったたこ焼きパーティーが開催されるので前倒で今日でぃなーにきてます。忍者がたくさんいるレストランです。忍術でカップの中のコインが消えたりします。忍者しぼりのオレンジジュースも飲めます。如何せん夫が考えなしに業界時間的予約をしたため子持ちにはありえない時間ですがまだ店にいます。息子は眠ってしまいました。ワインとデザートをいただいて帰ります。
投稿者 Akiko : 11:53 PM | コメント (1029)

社長、今夜の会食のご予定は

と聞いたところほんの少し間をおいて「ないよ…今のところ」とはっきりしない夫。ないならないでないとだけ言えばよいのに、そして後々予定がはいったらそのときはその時でごめんね今日もまた君の作った晩ご飯をたべられないよと装ってでもしょんぼりした口調で言えばいいものをあれじゃあまるで今のところ予定がないのが気に入らないみたいじゃないですか。ものは言い様なのにつくづく男の人ときたらね。カイガラムシも恐いしね。


投稿者 Akiko : 04:22 PM | コメント (1117)

May 08, 2004

ティーパーティーその後

IDEE青山店にて夜のティーパーティーが開催されるというので行って来ました。お友達もご一緒にどうぞ、とお店の人が言ってくれたのに気をよくして気付いたときには美大生二人、大学生美人秘書箱さん、そして久しぶりの再会となったお洒落OLえつさんとそのお友達お二人、という大所帯に。弦楽器の奏でる二重奏に耳を傾けながらメルヘンチックにコーディネートされた店内をうろうろしているとあら素敵な背広の紳士が紅茶とシュークリームをどうぞ、と。小さい息子には膝をついてまでお菓子を差し出してくれる、その様までもが全て絵画の様です。首から時計をかけたウサギが走って通り過ぎるのを私は確かに見ました。良い夜でした。


で写真はその後の様子。

カイガラムシを量産していることを承知の上で遊びにきてくれた肝の据わった美人と息子。
投稿者 Akiko : 02:24 PM | コメント (1001)

May 07, 2004

勇者カズマは

あまりの敵の多さに逃げ出した。しかしメトロワイフに回りこまれてしまった!勇者カズマは尚も逃げ出した!メトロワイフは“花屋に電話”をつかった!花屋は“カイガラムシ”を唱えた!かいしんのいちげき!メトロワイフ50Ptのダメージ。メトロワイフは死にました。
投稿者 Akiko : 11:02 AM | コメント (5117)

May 06, 2004

たすけてください。

引っ越してきたばかりの時に買ったゴムの木科のめずらしい観葉植物は、時折葉から樹脂を出すので定期的に葉を拭いてあげるとよいです、とのこと。花屋さん、いくら私が三食昼寝付きだからって熱帯雨林地方を彷彿とさせるレベルでこれだけうっそうと茂る葉達を1枚1枚霧吹きで水をかけて拭きあげろっていうのはさすがに、さすがに、という風に思って聞かされたその場で拭かないだろうな、という大方の予想はついていたのですが今日、風邪ひきで外に出られない息子と二人、時間をもてあまして何となく、拭いてみました。大体が凝り性なので一度やり出すと止まらないんです、私。息子も鉢の中に小さな蟻を見つけては「ありむし!」「ありむし!」と何だか楽しそう。ウキウキしてますます調子も出てきました。ウキウキ拭き拭き。途中、そんな私に息子が尋ねました。「これ、むし?」木の節々にいたるところにぽっこりと出現している黒い小さなかたまり。「それは、むしじゃなくて、”じゅし”が固まったものだよ、むしじゃないよ」私が答えると息子は、「じゅち、かー」と分からないなりに納得した様子。じゅち、じゃなくて、じゅし、だよー、親子の他愛も無い会話が続けられるそんな中、ふと、何となく嫌な気配がして私は口をつぐみました。

…まさか、いや、でも、そんな…!

おもむろに”じゅち”の塊をティッシュで取って中身を確認してみましたところ、塊の中から、汚れ無き純白色をした、小さな小さな生命が、もごもご、産声を上げました。


もう絶句。その後併せて絶叫。


この木を買ったのと同じ日に買ったもう一つのグリーンはおまけで鉢の中に可愛らしい蟻達の巣がついてきてたことを考えると相当羽振りの良い花屋です。でももういいから。

どうすれば良いのかわかりません。

投稿者 Akiko : 02:17 PM | コメント (3637)

May 05, 2004

ぐつぐつぐつぐつ
ぐつぐつぐつぐつ

とても良くしてくれる近所の八百屋さんから採れたての蕗と掘りたての筍を頂きました。蕗のすじを全部とったら手が真っ黒になりました。それを短く切って下ゆで。筍は皮をむいて、袋の中に一緒に入っていた灰汁抜き用の糠と一緒に下ゆで。


ぐつぐつぐつぐつ

そして今日はおでんです。


川上弘美も顔負けの煮物・鍋物の日。
私は幸せです。

投稿者 Akiko : 07:53 PM | コメント (2087)