December 28, 2003

ピタゴラ装置のつ・く・り・か・た〜

NHK、”ピタゴラスイッチ”のオープニングで使われるピタゴラ装置。レゴで遊ぶ息子を眺めていると、何となしにも、自分で作ってみずにはいられない衝動に駆られ、足りない頭をフル回転で少しばかり考えてみました。
そもそもピタゴラ装置とは何かというと、何かと言いますと、…当然その点から説明するべきであると思いうことは百も承知だけれども、だけれども、ただどうにもそれが一番、言葉にするには難しいトピックなのでして、事実今日、知人に、「ニュアンスだけでも分かって」とキャパをかなり広めに設定した上で、メッセンジャーを介し四苦八苦の説明をした結果、「伝わらないよ」と返されて終わったので私には皆さんに上手に説明する自信が皆目ありません。ニュアンスにさえ満たない部分だけでも触りたい、という方の為に申し訳程度に説明させて頂くと、ピタゴラ装置とは”一つ(希に複数)のパチンコ玉が、様々なイベントを経てゴールまで転がり降りて行く”装置です。…装置です、とか言っているけれども決してこれで全てを言い表せていると思っているわけではないので賢い皆さん、どうかご容赦ください。詳細は各自ここで調べてください。

話を進めます。ピタゴラ装置制作にあたってまず一番始めに考えるべき点はいかにしてボールにスタートを切らせるか、ということであると思われます。斜面にボールを置けば確かにそれだけでボールは転がる。けれどもそれをピタゴラ装置と呼べるべきものとするには、そこにワンクッションを置いて、動きのある何物かが、その動きでもって、連鎖的にボールに動きを与えるという段階を経たステップが必要です。結局のところその動きの連鎖そのものがピタゴラ装置なのであって、要所、要所に設置されたイベントは、”転がる”という単調なボールの動作に、新しい動きをもたらすという目的で存在しています。この点から言えば当然、他者に動きを与えるためにはそれ自体動き、或いは力を持っている必要があり、イベントとしてのアイテム選びも重要なポイントだと思われます。
ちなみに、個人的に今でも忘れられないのは”はかり”を使ったスタート。重さを示す針の部分に紐等でボールを引っかけておいて、はかりに少しずつ砂を落として行くことで針が下方へ振れる→引っかけられていたボールが落ちる→ボールが転がり出すというもの。
或いはスタートではないけれども、転がるボールにドミノを数枚倒させて、倒れたドミノがそれぞれ一枚ずつ滑り台を滑って、セットされていたシロフォンを順番に叩くと、「♪ピタッゴラッ、スイッチッ」というテーマ曲が奏でられるというもの。
(上記のどちらもニュアンス未満でのご理解を賜りたいなという所存です)

見る者を「あっ」と言わせるピタゴラ装置。仮に、いかに「あっ」と言わせるかという点で、完成度たるものを定めるとするならば、上質なピタゴラ装置制作の為には欠かせない要素があると思われます。それというのは、ボールが辿るイベントを設置・稼働させる際に、あくまでもそのもの、本来の動き方をさせるということ。車のタイヤは回転する状態が一番自然であって、例えば上下に跳ねたりするのは不自然です。重要なのは、いつも当たり前の様に身の回りにある動きが、その当たり前の動きでもって、ボールに思いも寄らない新しい動きを与えるという驚き。不自然さは作為性を感じさせてしまいます。人の力がない中で、ボールは人が定めた道を辿って、人が定めたゴールへ到達する、その面白さ。それこそがピタゴラ装置の意図するところであって、醍醐味であると思うのです。

というわけで近く、ピタゴラ装置制作サークルを結成しようと考えてます。ピタゴラ装置に少しでも興味、関心をお持ちの方。尚且つ、試作品を作っては壊され、作っては壊されの赤ん坊のおいたに並々ならぬ忍耐を発揮して頂ける方、ご連絡戴ければ幸いです。


■今日の晩ご飯:叙々苑にて焼き肉を食したり。

■写真:小春日和でした。

こちらでもピタゴラ装置を制作していらっしゃる様子。まさに今日、ピタゴラ装置制作に燃える主婦が少なくともこの地球上に二人存在している!!と一括りにするには申し訳ない程、こちらの奥様は本当に知的でいらっしゃいます。

投稿者 Akiko : 11:59 AM | コメント (1272)

ところで。

本日は旦那のお誕生日でした。イニミニマニモで高額ショッピング体験のイメージトレーニングをし、高揚した気分をひらまつのケーキと、叙々苑の焼き肉で発散させてほくほく帰宅。来年は遅刻をしないように頑張るそうです。みなさんどうかこれからも暖かく見守ってあげてください。

投稿者 Akiko : 11:46 AM | コメント (2336)

December 26, 2003

驚愕

あれこれ思考を暴走させて鬱屈としていたところに子持ちの友人から電話が。水疱瘡にかかって保育園お休みしている赤ちゃんをしばらく預かって欲しいんだけど、と。卒倒。おかげで目は覚めました。
投稿者 Akiko : 02:43 PM | コメント (1288)

December 25, 2003

あかちゃん

■携帯の充電が切れたと言うと引き出しを開けて充電器を持ってきてくれる。グリルで魚を焼くよと言えば鉄板を引き出す取手を持ってきてくれる。出かけるよと言えば自分の靴とコートと私のバッグと家の鍵を持ってきてくれる。そんな我が子が今日、NHK「おかあさんといっしょ」で、軽快に飛び跳ねるヒヨコのアニメーションを見て、口元を緩ませながら嬉しそうに微笑んでいました。「あ、1歳9ヶ月だったんだ」ということを久しぶりに思い出しました。

■ところがそんな感慨に浸る間もなく、父親に引き続き息子まで発熱、下痢。機嫌は悪くないので明日、様子を見て病院に連れて行こうと思います。

■今日の晩ご飯。
・煮込みうどん(病人食)

※写真は友人から送られてきたクリスマスプレゼント、泣ける思いでした。ありがとう脇野。
投稿者 Akiko : 08:26 PM | コメント (1252)

December 24, 2003

いいのでしょうか。

子供二人(息子・犬)を見てもらっているので私はこの上なく幸せです。
投稿者 Akiko : 03:57 PM | コメント (1497)

…でその後、ちょちょいのちょいで

クリスマスディナーの完成です。

クリスマスの夜のメニューは以下の通りでございます。
・ビーフシチュー
・サーモンのマリネサラダ
・ロティサリーチキン
・フルーツボウル
・ケーキ

腕によりを振るったとは言え、先日の某国への出張からお腹をこわして帰ってきて以来未だ全快とはほど遠いヒゲが、食べたかと思うとそのままお手洗いへエクスプレスウェイだったので、テーブルセッティングにまでこだわったイブは何となく勇み足で過ぎて行ったのでした。

投稿者 Akiko : 08:00 AM | コメント (1917)

December 22, 2003

クリスマスが帰ってきた!

クリスマスが帰ってきた!
投稿者 Akiko : 10:39 PM | コメント (1682)

December 21, 2003

わんわんといっしょ

枕にされることも甘んじて受け入れてくれます。
投稿者 Akiko : 03:36 AM | コメント (1112)

こんこん

■私が「北の国から」を見て号泣していたところ、息子がおもむろに膝の上に座ってきたかと思うと、そっと自分の頬を私の頬にすり寄せてくれました。こんな優しい子を産んだ親の顔が見てみたい。

■私は平仮名にして二文字の名詞(「うた」、「はだ」、「かい」、「ゆび」等)がとても好きです。聞き取りやすく、発音しやすいということは元より、記号っぽさと言葉っぽさを同時に兼ね備えているところが魅力です。平仮名一文字(「か(蚊)」「き(木)」等)は単体では余りに記号っぽすぎる。だからと言って三文字では今度は記号っぽさが欠落してしまう。 …二文字。二文字です。
デジタルな時代だからこそのアナログ感。モダンだからレトロ感。新しき物の中で古き物が改めて意味を持ち直すのと同じように、二つの相反する状態が重なることによって生まれる面白み。例えばうた、うた、うた…と反芻することでそのうち「うた」は「歌」でも「唄」でもなくなって「う」・「た」と聞こえてくる様になります。日頃から不思議もなく慣れ親しんでいる言葉だからこそ、突如「言葉」から「記号」として、その状態に変化が訪れた時、その衝撃は新鮮なのです。

■主人は未だ出張から帰って来ません。

■時間があったので近くのショッピングモールへ足を運びました。すっかり疎くなっていたけれど、世間一般では今日はクリスマス前最後の土曜日だったのだな。小さな女の子と手をつないだお母さんが、もう片方の手にケーキの箱を下げていても、それほどキューッンはなくなりました。もうこの際クリスマスに関してはどうでもいいや。ただ例えば老夫婦が年越しの準備らしき買い物をしている姿を見るにつけ、走り去るように過ぎて行く師走の喧噪を肌身で実感するにつけ、私の心の隙間には寒々とした木枯らしがひゅるひゅると吹き付けるのです。ニッチマーケットに付け入ってくれる誰かもおらず。

だからと言って「また後で電話する」の後、よこすべき電話をよこさないまま放置プレイは余りにも、余りにも…!

■今日の晩ご飯は銀だらみりん、じゃがいも人参タマネギのみそ汁、大根とキノコの煮浸し。

December 19, 2003

出張

旦那が出張に出かけており息子と二人で留守番です。結婚3年目だもの。寂しくなんかないわ。艶やかなクリスマスイルミネーションを背に本棚を探しに街へ出ました。初めて足を踏み入れたカッシーナで良いと思った本棚が64万。購入するだとかそんな安直な満足を手に入れなくとも自らのモノを見る目の精度を確認した私はそれだけでもう十二分に満足なのです。明日はニトリにでも行こう。帰宅するには早すぎたので途中寄り道してオリジンズでは化粧水、美容液、洗顔料を。ディオールではディオールスノーのファンデーションレフィルを。そして大好きなY’sでついハーフコートを買ってしまってから、ようやく家へ帰りました。深く濃く、流れる様な黒は夫の背広用のロングコートと同じ山本耀司デザイン。とても気に入ったのだけど念のために、いつもお世話になっているお店の人に、「二人で揃って着て歩いてたらちょっと怖いんじゃないでしょうか」と恐る恐る尋ねると、「何言ってるんですか!!ご家族で一番おしゃれなのは息子さんですよ!?お父さん、お母さんがこれくらいオシャレしても良いじゃないですか!」と励ましとも何ともつかない言葉を掛けられて少し凹みました。これまで決して気を抜いた格好で来店していたつもりはないのだけれど…。

デパ地下の混雑と量り売りというシステムがとても苦手なので、晩ご飯は買わずに家でお好み焼きを作りました。クイジナートのミニフードプロセッサーは購入後初めて使った時に一度異臭と煙を放ったものの、その後は非常に良く働いてくれています。我が家ではいつも、すり下ろしたにんじんをお好み焼きに混ぜるのだけども、今日はフードプロセッサーのおかげで筋肉痛も無く済みました。一口食べたあと、「う〜んッ、おいしいっ!」とオーバーにリアクションを取ることを教えると、息子はそのリアクションを取りたいがためにとても良く食べてくれました。

これはなんだ?